
蔵解体前の画像です。
外側から見れば上部の漆喰の欠落。焼板の剥がれなどですが、内部の柱が腐っていて危険な状態です。

近隣の家が近い為、可能な限り壁土を撤去して重量の軽減をはかります。
この蔵は比較的壁土が薄かった為、総重量14トン前後の量で済みました。
蔵の場合、壁土の廃棄処分料金が一番ウエイトが大きいです。

蔵解体完了です。
元々この蔵は同じ敷地にあった蔵を移築したらしいです。
多分、元々存在していた蔵はもっと壁土の量が多かったのでしょう。
余談ですが、石垣の上に蔵を建てた理由は、この地域は元々洪水の被害が懸念される場所だった為、
大事な物を洪水の被害から逃すための措置との事です。
昔の方の労力に脱帽です。